卵型メック レジェンド到達

 

 

 

・リストと結果 NAランク2から

 twitterに載せた方と違って最新版(ナーフ後)のリストの勝率は以下の通り。観戦バグの関係で正確には17-2だが、驚異的な数字になった。ナーフ前にずっと勝率5割で調整を続けていたので、レジェンド到達時の順位は戦績に対して低くなっている。

 対戦相手を見てもらうと分かる通り、遇シャーと奇数パラにほぼ出会わなかったのは運が良かった。対戦していないので相性はわからないが、現環境2トップのデッキなので不利がついていてもおかしくない。今月はこのデッキを使う気力はもうないので、来月辺りにはマッチアップについて追記できればと思う。

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・概要

   メックパラディンが一時期流行った時に、その誰もが卵型のデッキを使っていた。けっこう勝率が良かったようなツイートも目にしたのだが、結局今になっては誰にも使われてないデッキ。当時は(今も?)卵アグパラの劣化でしかなかったのかもしれない。

 もともと他の種族と比較すると、メックデッキは序盤の縦横への展開力こそ強いのものの、AOEに対してディバシ1枚剥がされれば一気に崩れるという脆弱性があった。そこに補完するように採用されたのがネル卵である。短所を補う型が卵型、長所を活かした型がディバシ型ということになるだろう。蜘蛛と平等ピンも加えられていたデッキもあったが、2コスの枠を考えた時にこれ以上圧迫させたくなかった為、自分は不採用とした。

 ちなみにもとのディバシ型のメックデッキの戦績はボロボロ。コグマスターは残らない、ミニロボ等のディバシがすぐに剥がされてブラッドナイトは発動しないで散々だった。

 

・採用の是非

 ・コグマスターの不採用

  序盤の体力2に人権がない時代が到来した。ウォロの司書はもとい、偶シャと奇数ローグが2ターン目に当たり前のように除去してくるので採用はできなくなった。少し前までこの最強カードを抜くことは考えられなかったので残念である。

 

 ・ロウゼブの採用

  ナーフ前のメックパラでは採用していなかった。アグパラには必須枠だと思っていたが、環境にドルプリメイジが少ないときにこのカードはただのバニラでしかないということを思い知らされた。ナーフ後にはNAサーバーということもあってビッグプリを意識してもちろん採用。ウォロに刺さるかどうかはゴッドフリーの登場によって△といった所だと思う。

  ナーフによって5マナの圧迫が気になっていたが、今の所大事故になるようなことは一度もない。この3種4枚がどの試合でも活躍の場があったので、5マナはこの構成がベストな気がする。

 

 ・力の祝福の?採用

  このリストで少し怪しいと思っているカード。基本的に狙いは2ターン目からの特攻、卵にバフ、エンハンスの疾風バーストの3つである。そもそも試行回数が少ないせいかこのカード自体あまり引いてなかったのでコメントし難いところはある。駄文になってしまうが思う処は以下の2点。

 コントロール相手に2ターン目に仕掛けていく動きがあるのだが、このデッキで採用している1マナのミニオンは2枚だけでその動きは一度もなかった。

 卵にバフするカードが正規のアグパラと比較すると-2枚(菌術師とウルダマン-1ずつ)なのでこれ以上減らしたくない。

 

・メモ   随時更新

  ・ナーフにおける動員、ナイフジャグラーのキープ基準

  先攻時、ジャグラーとマスバトの組み合わせはキープするように、かつては後攻時にジャグラーと動員の組み合わせでキープすることは当然のようにあった。しかし動員の5マナ化によって後攻時のこのおっさんのキープは厳しくなったと思う。

  動員というカード自体のキープも先攻時はほぼ100%返すようになった。他カード2枚が軽ければもちろんいいが、相手が遅くても単体キープはあまりにも事故のリスクが高まったと言える。後攻時にも絶対キープとは言い難い。遇シャ、特に奇数ローグは序盤の1/2/1、3/3/3を倒せなかったらゲームエンドである。単体キープするという試みはほとんど行っていなかったのでこのマリガンが本当に正しいのかはまだ判断し難いが、参考にしてもらえればと思う。

   もしかするとナイフジャグラーの採用自体が怪しいかもしれない。少なくともマロパラでは枠の関係もあって採用は見送られているようだ。(※フラウロスさんはマロパラの使い手

 

 6月 EUレジェンド到達時更新

 

・リストと結果 EUランク5から

 前回怪しいとされたジャグラーを抜いて、ウルダマン菌術師を1ずつ追加してやや重めの構成とした。空いた2コスには奇数パラと奇数ローグに強い蜘蛛を入れてマナカーブを整えた。

 ランク1までは左側のリストを用いて勝率80%を記録、そこから遇シャーの群れに遭遇して勝率を3割以上落としたため、対遇シャー用に腐りやすいネル卵とエンハンスを減らして右側のリストでレジェンドに到達した。

 使っていて思ったことはこのデッキを今使う必要性。ネル卵はメイジプリウォロに対して強い訳だが、今の環境にはパラシャーローグの方が多いため、上に行けば行くほど卵<蜘蛛に価値がシフトしていくと思われる。両方2積みする実験を行っているが、2コス以下が多すぎると動員から狙ったカードを出せないという欠点を抱えてしまう。現状では環境によって使い分けることがベターかもしれない。

 

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・マッチアップ 遇シャー 奇パラ

 遇シャー以外には勝率がかなり高いものの、レジェ帯にシャーマンがかなり多いのでこのデッキを使うのは環境次第。コボルトの時も上に行けば行くほどウォロと当たった時のように、アグパラはTier中位のデッキに対しては最強クラスというポジションを維持し続けている。

 遇シャー 勝率4割以下 

 ポイントは以下の通り。

 退化がひたすらに刺さるため、バフしたミニオンは即座にトレードして傷物にしておく。ネル卵も積極的に割ること。

 相手は2点と4点を出すことに長けているのでトレードは余裕があれば3点が残るようにしていきたい。

  ウルダマンは基本的にデバフに使いたいけどテンポ的にバフして使うこともしばしば。

 両陣営の小さいトークンは積極的にトレードして海の巨人を出させないようにする。特に相手の動きが序盤全くないときは海の巨人が2枚事故ってると想定。

 聖別は基本的に後攻のみキープ。先攻でも他2枚良ければキープ。カウンターカードのキープ基準は他のデッキでも同様。

 マリガンで蜘蛛を残すべきかはわかっていない。他に2コスがなければ残してるけどまずまずといった感じ。

 

 奇パラ 5分

 基本的にサーフィンレー蜘蛛マスバトを引きにいく。コインメカワーパー→メカ2体出しというプランも。

 動員は2コス以下2枚揃ってるとき以外はキープしない。聖別は遇シャーと同じ基準。

 ヴォイドリッパーは場のミニオンの有利トレード後に出すことによって、体力>攻撃力となって再び新兵を狩り続けさせることが可能になる。

 一方で相手の常在型のバフを行う戦場訓練士、レイドリーダーによるスタッツ反転の挙動を理解しておかないと、相手のミニオンをバフしてしまうこともある。トレードの順番には注意すること。

 

 ・最新のリスト 研究中→失敗

 環境末期に突入し遇シャーとのマッチアップが大幅に増加。テックカードとして登場したのがヴォイドリッパーである。ネル卵の自壊ともシナジーを発揮し、シャーマンのトーテム、ドルイドの虫害に対して2枚目の聖別と同等以上の役割を果たす。奇数組に対してはバニラと化すためピン刺しで運用。現状では遇シャー以外のデッキに対して勝率は落ちていないようだ。

 →普通に聖別2枚入れた方がいいかも・・ リッパーは奇数パラ専用機のようだ。

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 ・調整内容

 無しorピン刺しの迷い処      力の祝福、リッパー、シュレッダー.ロウゼブ

ピン刺しor2積みの迷い処        卵、蜘蛛、恩寵、聖別、菌術師

それ以外は上のリストで確定

 

力の祝福 プリウォロに強い。

シュレッダー 3点AOEが環境に増えたことによって使いづらくなったカード。局所的な強さはないが、環境が混在したときに入れとくと安定する。

ロウゼブ ドルプリに強い。

卵    ゴッドフリーのせいでウォロに強いと言いづらくなった。退化が刺さるのでシャーマンが多いときはピンでいい。

蜘蛛  奇数組に強い。 2枚刺しが安定か。

恩寵  ドルイドに強い。 アグロ環境だと2枚もいらない。

聖別  シャマパラに強い。 上に行くほど2枚入れたくなる。

菌術師  デッキのマナカープ次第。2枚刺しだと5コスがやや重くなるので恩寵抜いてみて使用。

 

コグマスター 2点が簡単に出る環境なので使えない。

平等  ナーガとドルが多いときのテックカード。シャマにも欲しいがトレードする前にポータルで片付けられることが多い。

ブラッドナイト  アグロ環境だとディバシが序盤に剥がれやすいこと、パラミラーが少ないこと、シャマのファッティ対策に毒種と密言死が2積みされてることで不採用。